業者によって異なる営業形態
需要の増加に伴って貸し倉庫を専門とする業者の数は増えていますが、貸し倉庫の営業形態は大きく2つの種類に分かれていて、それぞれ特徴が異なります。防犯面を重視する人に最適となるのが貸し倉庫業法に基づいて事業を行う業者です。このタイプは、法律で明確に定められているルールに従って営業しているため、セキュリティを始めとした安全対策の高さがポイントになります。その分、利用料金が若干高めに設定されているので長期の使用では出費がかさんでしまうので注意が必要です。それに対して費用の安さに重点を置きたい人に向いているのが賃貸住宅法で営業を行う業者になります。こちらは文字通り賃貸物件のルールで事業を行っているので、貸し倉庫業法の会社よりも値段が安めです。その反面、荷物の管理が不十分なケースも少なくありません。そのため、賃貸住宅法で営業している業者を利用する時は、事前に下見をして確認しておくことが大切です。
万が一のトラブルに備えた対策
貸し倉庫を利用する場合に気を付けなくてはいけないのが荷物のトラブルです。主なトラブルの事例として温度や湿度の管理不足によるカビや品質の劣化、荷物の盗難などが挙げられます。大事な荷物を預ける時は、下見の段階で気になる点をしっかりと管理者に質問をして、安心して利用できることを確認しておかなくてはいけません。特に屋外のコンテナタイプは夏や冬で極端に温度が変化するため、ワインや骨董品のように保存が難しい物は避けるのが無難です。
物流とは、文字通り商品・資材等の形のある品物を需要と供給に対する要求に合わせて移動させることを言います。